TORショッピング


〜ワルトゥ&ミリッツァ編〜


「皆様いかがお過ごしでしょうか?」

「・・・・・・・」

「TORショッピングを始めたいと思います。」

「・・・今日はこれだ。」

ジャジャーン!

「『名探偵アニ―・ヴェイグへの愛』でも登場したPPPだ。」

「ミリッツァ、それだけでは説明不足ではないか?」

「・・・PPPとはPeach Pie・・・なんかの省略だ。」

「(そうじゃなくて)これは、ピーチパイ専用の包丁でございます。」

「知っている。確認する必要は無い。」

「(お客様へむけて言ったのだが・・・)」

「そういえば、何故ここにパイが置いてあるんだ?」

「あぁ、それはこのナイフの切れ味を分かってもらう為に」

「食べていいんだな!」

「あ、これ!勝手に切っていくんじゃ」

「う・・・ま、不味い・・・もっとマシなパイはないのか?」

「(自業自得だな)」

「ワルトゥ、城にいる料理長を呼べ。」

「・・・は?」

「ちゃんとしたピーチパイを作ってもらう。」

「いや、これはあくまでも包丁の宣伝であって」

「もういい。行かないなら、私が行く。」

「ミリッツァ!全く、勝手に持ち場を離れて・・・」

「このPPPが欲しい方は、こちらの電話番号へ。」

「特別にユージーン隊長の住所を教えるキャンペーン付だ。」


END




=収録後=

「ワルトゥ。何故俺の住所を勝手に教えた。」

「もちろん、隊長の良さを分かってもらう為に決まってるじゃないですか。」

「だからって、何故住所なんだ。」

「贈り物が届けられやすいでしょう。」

「・・・その中に爆発物でも入っていたら、どうするつもりだ。」

「・・・・・・・では、はっきり言いましょう。隊長が辞めた後も、山のようにプレゼントが城に送られるのです。」

「それが迷惑だと?」

「はい。」

「安心しろ、ユージーン。食べ物なら悪くなる前に、私がすべて食べている。」

「ミリッツァ、勝手に人の物をつまむんじゃない。」

「これでお分かりでしょう、隊長。ミリッツァのためにも、私はしなければならないことをしたまでです。」






 ―あとがき―
こ、こいつらのおまけは書くのが難しい・・・
さぁて、お次は誰にいたしましょう?
2005.09.07

ブラウザバック、ぷりーず