「・・・あっ・・・ん・・・」


本能のままに漏らした声に刺激されてか、ヴェイグはもっと胸を揉んでくる。
そこまでに止まらず、もっと感じたいと思った私に気づいたのか、
その大きな手は先端をいじり始める。


 「・・・ふっ・・・」


そんなに焦らさないで欲しい。
もしかして、さっきまで私がしていた事の仕返しなのだろうか。
なかなか進めようとしないヴェイグに声をかけた。


 「なんで、そんなに時間かけてるのよ。」

 「・・・堪能したいだけなんだ。」


うそつき。
さっきから、下半身が求めてることなんて分かってるわよ。
その上に座ってるんだから、あんたが意地悪してることぐらい分かる。


ヴェイグは相変わらず私の胸元に赤い華を咲かせていくだけで。
イラついて思わず出てしまった、この言葉。


 「もう我慢できないのよっ。」


だけど、ヴェイグはまだ意地悪したりないのか、私の下半身へ手を伸ばすと、水着の上から秘所に触れる。


 「随分と濡れてるようだが。」

 「あんたが、じらすからでしょ!」

 「これだったら、直接いけるな。」


私の言うことに耳を貸さないうえに、忠告すらなしでいきなり突っ込んできた。


 「あっ・・・」


奥へ奥へと、体が求め自然と自分の腰を揺らし始める。


 「・・くっ・・・」


余裕こいてた表情だったヴェイグも今は自分が求めるがままに身を任せる。
そして、そのうち意識が危うくなってきた。


 「ヴェイグ・・・も、いくっ・・・」

 「ああっ・・・」








気づけば、時間が経っていたみたいで。
先に目を覚ましていたヴェイグに声をかけられた。


 「大丈夫か。」

 「大丈夫なわけないでしょ。もう、色々とショックだわ。」


ヴェイグが実は見かけとは違って、この手の話に疎くなかったこと。
そして、焦らすだけ焦らされたこと。
おかげで、気分はすっきりしない。


 「物足りないか?」


不敵な笑みは、今度はヴェイグがする番だった。


 「ぎゅうってして。」





恐らくもう一度したところで、満足しないことを分かっていながらも2人は抱き合った。






 ―あとがき―
ね??駄文でしょう。ササーっとしか書いてないでしょう。
もう、貴重な時間を潰してしまい、申し訳ないですよ。
これが私的な「ヴェイヒル」。ちなみに私的な「ヒルヴェイ」はこれの前の話です。
(それをそのまま進行させた感じ。笑)
2005.09.04


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