イケイケ☆リバース戦隊〜とにかくなんでもありなんだぜ!〜
チャララ〜ン♪
さぁ、行こう我らがリバース戦隊♪
今日も平和を守るんだ♪
普段はダンディな俺も戦うときは♪
怪力技で敵をぶっ倒すぞ♪
「おりゃあ、うぉりゃ、ぬぉぉおおおおおお!!」(台詞?)
力強くうなる俺の姿に皆感動せよ♪
だから、頼むから俺を無視しないでくれ♪
さぁ、行こう我らがリバース戦隊♪
今日も平和を守るんだ♪
今日こそ皆に必要とされるべく戦うぞ♪
[今週のオープニングテーマソングbyユージーン]
第2話
「急展開☆リバース戦隊の危機!」
「ユージーン、後はよろしく!」
「私のもお願いします。」
「あ、俺のも頼むな!」
「私のもお願いする。」
リバース戦隊に入隊してから、いい様に扱われているのは気のせいか?
いやいや。今のは皆忙しいから、俺に洗い物を任せただけで・・・
「ティトレイ、早くしないと始まっちゃうよ!」
「んなこと言われなくたって、分かってらぁ!」
「早くしてください、ティトレイさん。付き合う私の気持ちにもなってくださいよ。」
「無理に付き合えなんて言ってねーだろ。」
「だ、だってその映画どうしても観たかったから・・・」
「ほら、ティトレイ、早く!」
・・・いやいや。あいつらはまだ子供。
ああやって遊ぶことも必要だしな。
「だから、今から行くと言っているだろう。すぐに着く。」
ミルハウストもなかなか忙しそうだな。
電話だから、誰を相手に話しているかは分からないが・・・
ん?話相手が変わったみたいだな。
「陛下。くれぐれも何処にも行かないようにして下さい。見張りをするこちらが辛いのです。」
『陛下』って誰のことだ?
というより、見張りって?一体、あいつは何をしているんだ。
まぁ、いい。俺はこの洗い物をやらねばならないから忙しいんだ。
「ユージーン、悪いけど私のもお願いできる?」
「ああ、そこに置いといてくれ。」
彼女はヒルダ。
俺たちがリバース戦隊として活動をし始めた際に、手助けをしてくれた。
ヒルダの占いの力によって、敵がいつどこに出現するかを調べる。
それが彼女の主な仕事だ。
「お前も出かけるのか?」
「ええ。ちょっと野暮用がね。」
そう言って作戦本部を去ろうとしたヒルダは、突如足の動きを止めた。
「ユージーン。敵が来る。」
「どこにだ?」
「他の隊員の元へ。」
「なに!?すぐにでも、皆に連絡しなければ・・・」
「あ、ごめん。もう手遅れだったみたい。」
「は?」
「みんな、捕まっちゃってるわ。」
「なに!?」
「この感じは・・・町のはずれにある団地に連れて行ってるみたいね。」
目的地を聞いた俺は洗い物の事も忘れて、団地へと向かった。
今こそ、皆に俺の力を求められている時!
今こそ、皆に俺の必要さを理解してもらえる時!
「ぬぉぉおおおおおおお!」
待っていてくれ、皆!
すぐに助けに行くぞ!
=団地=
「「「はーはっはっはっは。」」」
「ひっかかったな、お前ら!お前たちが求めた物は、お前たちを誘き出す為だ!」
「ばかだねぇ、正直にリバースグローブを手渡しちゃって。」
「そうでやんす。」
いきなり漆黒の翼に馬鹿にされて、隊員たちは怒りがこみ上げてくる。
(ちなみに今から僕がナレーションするヨ♪)
「早く成長ができる薬はウソだったの!」
「そうだ、姉貴のマル秘写真集はどこだ!」
「・・・ちょっと待て。貴様はそんな物に惹かれて来たのか?」
「ティトレイさん。それ、普通に危ないですよ?」
「そ、そういうお前らは何で来たんだよ。」
「(陛下に命令されたと思ったからとは言えまい)」
「(滅多に手に入ることのない毒薬がもらえると思ったなんて、絶対に言えない)」
「「別に。」」
「「(絶対に何か隠そうとしてる)」」
2人の言動に納得がいかないマオとティトレイではあったが、
今はそれを気にしている場合ではない。
リバース戦隊に変身する為のリバースグローブは敵がもっているぞ!
さぁ、どうする!?
「「「今日がお前たちの命日だ!」」」
漆黒の翼は大量のバイラスを攻撃させてきた!
リバース戦隊、絶体絶命!
そこへユージーンが現れた。
果たして、彼は仲間を守れるのか?
そして、仲間に必要とされるのだろうか?
「皆、無事」バシュッ
ユージーンが言い終える前に、団地を埋め尽くしていたバイラスが消えた。
「だ、誰だ、お前は!?」
漆黒の翼が目をやっている先を見ると、そこには青年が。
果たして、彼の正体とは、一体!?
「俺の見せ場が取られた・・・」
―あとがき―
うわー、ユージーンが哀れになってしまった。
てか、展開早いですな。だけど、どうしてもシルバー出しておきたかった。
じゃないとヒルダが出せない!(そりゃ自分の問題だろうが)
<2005.08.12>
ぶらうざばっく、お願いします。