イケイケ☆リバース戦隊!〜とにかくなんでもありなんだぜ!〜


チャララ〜ン♪

行ってみようぜ!我らがリバース戦隊♪
俺たちゃ今日も忙しい♪

いざ!レディを守らん、悪しき者共から♪
イエローがすぐに駆けつけて♪
「おらおら、ぶっ飛ばしてやるぜ!」(台詞)
そんな俺に女の子は釘付けさ〜♪

行ってみようぜ!我らがリバース戦隊♪
俺たちゃ今日も忙しい♪

だけど、この俺様に任せりゃ、すぐに平和はやってくるのさ〜♪


[今週のオープニングソングbyティトレイ]





第1話
「集結せよ!リバース戦隊☆」





 「今日もいい天気だネ♪」

休日の公園で赤い髪の少年は空を見上げながら呟いた。

 「こういう時は、『太陽の歌』でも歌っちゃおうか「「「はーはっはっはっはっは!」」」

突如現れた怪しさ満点の3人組に公園にいた人々は怪訝に見る。
少年も同じように見つめ、どんなくだらない事が始まるのだろうと不思議に思った。


 「よく聞け!この町はたった今からジルバ様の支配下になった!」

 「命が惜しかったら、今すぐジルバ様に忠誠を誓いなさい!」

 「そうでやんす!」


いきなり大声で叫ばれても、意味がわからないんですけど。
それでも、周りから全く反応がないまま寂しく立っている3人を見ると、可哀想に思える。
しょうがないので、少年は声をかけてあげた。


 「ていうか、君達、誰?」

 「「「よくぞ聞いてくれた!!」」」

 「わ『早くこの町を支配しなさい。』


どこからともなく聞こえた声に恐れをなしてか、3人組は声を押さえて答えた。


 「「「我らは『漆黒の翼』だ。」」」

 「ふーん。で、さっきの声は何だったわけ?」

 「き、貴様!ジルバ様の声が聞こえたのか!?」

 「あれはアタイ達にしか聞こえないはずなのに!」

 「そうでやんす!」

 「いや、俺にも聞こえたっつーの。」


何時の間にか少年の隣に全身緑の服を着た格好良い青年が現れ、漆黒の翼はまた驚く。
そして、周りでも彼の言葉に頷いている人々がいて、さらに落胆する。


 「ジルバ様・・・そこまで俺達は頼りないのか!」

 「ギンナル、元気だしなよ。」

 「そうでやんす。」

 「お前ら・・・よし!こうしてはいられない。バイラスを解放だ!」

 「「おー!!」」


ギンナルはポケットから『Z』というイニシャルがついたカードを取り出した。
それを床にたたき付けると、バイラスが2,3体現れた!

突然現れたバイラスに人々はパニック状態になり、逃げまとった。
しかーし!ここで逃げないで戦おうとする奴らが残った。
(あ、やば。普通のナレーションしてねーよ、俺。ま、いっか。)


そんなカッコイー奴は誰かって?そりゃあ、俺様に決まってるだろ!
・・・と、赤い髪の少年に、でかい黒豹、
怪我した子供を治療してる女の子、それに竹刀持った金髪野郎。


 「う〜。武器を持ってたら、戦えるのになぁ。」

 「どうやって、こいつらを押さえ込もう。」

 「はい、もう大丈夫。早くここから逃げて。」

 「平和を乱すようなことは、私が許さない。」

だけど、漆黒の翼はそんな俺達を笑った。

 「武器を持ってないお前達が叶うわけが無い。」

いや、金髪は持ってるぞ、竹刀。





 『そなた達の願いを叶えましょう。』





何処からともなく聞こえた声に反応すると、手元には『R』と書かれた黄色の手袋が。
・・・手袋?また低コストを考えました、的なアイテムだな。
周りのやつが持ってるのを見ると、それぞれ色違いで同じ物を持ってる。
とりあえず、はめてみればいいのか。


ピカー!っと眩しい光が照ったと思ったら、服が皆と色違いでおそろいになってる!?
おまけに、俺意外は武器持ってるし!
なんで俺にはないんだ!

 『あぁ、ミルハウスト・・・やはりお似合いですわ。』

なんか誰かの個人的な声も聞こえてくるしよぉ・・・


 「な、だ、誰だ貴様らは!?」

何が起こったのか理解できてない3人組は聞いてくる。
誰だ、て・・・俺達、顔変わってねーぞ?


 「えーと、僕達はリバース戦隊だヨ♪」


って勝手に話を進めんじゃねー!
っていうか、そこの大人2人!勝手にバイラス倒してんじゃねーよ!
あぁ、俺の見せ場がなくなった・・・


 「くっ。リバース戦隊か・・・覚えておこう!また来るぞ!」


 「「「はーはっはっはっは!!」」」


帰りもうるさいんだな、あいつら。
俺達のことなんて覚えてなくていいし、また来なくていいって。


 「てなわけで、よろしくネ!僕、マオ♪」

 「ユージーン・ガラルドだ。」

 「・・・ミルハウスト・セルカークだ。」

 「あ、えと、アニ―・バースです。」

 「ちょっと、待てぃ!なんで、話を進めてんだ?てか、お前らも普通に自己紹介すんなよ!」

 「あ、君も早く自己紹介した方がいいよ?もう今日のお話、終わるから。」

 「なにぃ!?俺がナレーターだってのに終わ」




こうして、この町を守るべく、リバース戦隊が結成された。



 「しゃべってる時に終わらせるんじぇねーよ・・・」






 ―あとがき―
第1話はどうでしたでしょーか?
って、何が起こってるのやら。書いた本人もわかりません。
ナレーションて、なかなか難しいですねー。(え、そこ?)
<2005.07.02>

ぶらうざでお戻りくださいませませ☆